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SBIソーシャルレンディングのサイトは使いにくい
人気事業者のSBIソーシャルレンディングですが、サイトが使いにくいと感じたことがある投資家の方は多いのではないでしょうか?
同じSBIグループの大手SBI証券もそうなのですが、他社サイトと比べてSBIグループのサイトはユーザーインターフェースがあまり優れていないように感じます。
もちろん、これは筆者の主観ですし、使い勝手は人それぞれ違うため、「そんなことない!」という人もいるでしょう。
でも、実際に「操作がしにくい」「画面が固まる(システム障害?)」「サイトが使いにくい」という声を周りでもネットでもよく見かけます。
ソーシャルレンディングでは、複数の事業者に分散投資をしてリスクを抑えることが基本。
そのため、サイトの使い勝手は大切です!
そこで、今回はSBIソーシャルレンディングの使い勝手が悪い理由や、使いやすい業者と使いにくい業者を解説していきます。
ソーシャルレンディング事業者選びの参考にしてください。
SBIソーシャルレンディングのサイトの使い勝手が悪い理由
SBIソーシャルレンディングの使い勝手が悪い理由について、筆者や周りの投資家の意見をまとめました。
①投資家ページがスマホ対応していない
SBIソーシャルレンディングの公式サイトはスマホ対応しているのですが、投資家ページ(管理画面)はスマホ対応していません。
投資家用マイページにログインすると、パソコンサイトの画面が表示されます。
もちろんスマホからパソコンサイトの閲覧は可能なのですが、見にくいのです。
ファンドの出資画面を見るとき、投資登録一覧を見るときは常に右左に画面をスクロールしないと詳細が見られません。
そう、スマホからのファンド申込がしにくいのです!
スマホからクリック合戦に参戦している投資家からすれば、致命的なポイントです。
SBIソーシャルレンディングは、億単位のファンド募集がすぐに完売するほどの超人気事業者です。
ファンド募集が始まるのはだいたい朝10時ですが、人気案件は募集開始後瞬殺で完売してしまうため、募集が始まる時間にパソコンやスマホの前に待機しておき、すぐに申込みをしないと投資できません。
しかし、平日の朝10時と言えば、会社で仕事をしている人がほとんどですし、スマホからの申込みになる投資家も多いと思います。
投資の意欲はあるのに、スマホからの申込みがしにくくて投資できないということは投資のモチベーションを大いに下げてしまいますし、プチストレスを感じる点です。
実際、サイト上でも「◆スマートフォン等の一部端末においては表示や動作に制約があり、お申込が正常に行えない場合がございますのであらかじめご了承ください。」と記載があるため、スマホからの申込みには想定していないのだと思われます。
現状の対策としては、スマホの動作にできるだけ慣れておくことしかありません。
ファンドの出資完了までに複数のページをまたいでいくつかボタンを押さないといけないので、ボタンを早く押してスムーズに出資を完了させましょう。
②肝心な個所の文字が小さい
SBIソーシャルレンディングのサイトは、肝心な個所の文字が小さいです。
サイト自体は2017年のリニューアルにより全体的にシンプルですっきりした作りになったため、普通のページでは特に見にくいと思うことはありません。
しかし、投資家ページのファンド出資申込画面の金額画面など、肝心な個所の文字が小さいので他のページと比べてバランスが悪く感じます。
慣れれば良いのですが、ソーシャルレンディングで複数の事業者サイトを使っていると、どうしても比較して見てしまうのでこうした細かい点が気になります。
③システム障害が多い
SBIソーシャルレンディングのサイトは、システム障害が多いです。
これも人気事業者ゆえの宿命ですが、ファンド募集開始時などアクセスが集中する時間帯には画面が固まるなどの閲覧障害が起きていますし、個人的にもボタンが固まりフリーズ、しばらくして元に戻るということがよくありました。
システム障害については、過去SBIソーシャルレンディング側からサーバ増強などで対策を取るという発表もありましたので、徐々に改善されていくと思われます。
ただ、肝心なときに画面が固まると投資のモチベーションが一気に下がるので、できるだけ早く改善してほしいポイントです。
サイトが使いにくいソーシャルレンディング業者
出典:maneo(マネオ)
サイトが使いにくい業者は、SBIソーシャルレンディングだけではありません。
業界最大手のmaneo(マネオ)も、SBIソーシャルレンディングに次いで投資家ページ(管理画面)は使いにくさを感じることが多いです。
サイトが使いやすいソーシャルレンディング事業者
SBIソーシャルレンディングやmaneoのサイトは使いにくさを感じますが、もちろんサイトが使いやすい事業者もいます。
サイトの使いやすさは投資のしやすさにもつながるので大切なポイントです。
ソーシャルレンディングでサイトが使いやすい事業者をご紹介しましょう。
①Crowd Bank(クラウドバンク)
安定的な人気を誇るクラウドバンクは、過去2度の行政処分から這い上がった実力を持つソーシャルレンディング事業者です。
サイトが全体的に見やすく、スマホからでも投資家ページ(管理画面)が使いやすいので、投資においてストレスを感じることがほとんどありません。
募集ファンドが多いので、投資をしやすいのもうれしいポイントです!
②Funds(ファンズ)
引用:Funds(ファンズ)
ソーシャルレンディング情報メディアの「クラウドポート」運営会社が立ち上げたFunds(ファンズ)は、「貸付ファンドのオンラインマーケット」という、新しい形のソーシャルレンディングマーケットです。
Funds(ファンズ)という一つのサイトに複数のソーシャルレンディング事業者(ファンドの組成と貸付を行う)が登録しており、投資家は一つのサイトで複数の事業者に分散投資することができます。
イメージとしては楽天市場とか、ゾゾタウンのような感じですね。
サービスの仕組みがおもしろいうえにサイトの使い勝手もかなり良いので、スムーズに操作することができます。
③FANTAS funding(ファンタスファンディング)
出典:FUNTAS funding(ファンタスファンディング)
不動産投資型クラウドファンディング事業者のFANTAS funding(ファンタスファンディング)は、新しい会社ながら空き家再生案件や中古物件など特徴的なファンドを取り扱う事業者です。
美しくシンプルなデザインのサイトではさまざまな情報を開示しており、情報の透明性、そして不動産投資なのに比較的利回りが高い点から人気を集めています。
FANTAS funding(ファンタスファンディング)はスマホでもパソコンでもとにかく情報がきれいに整理されていて、ファンドの確認がしやすいです。
サービス開始後に投資家登録したときも、手続きがスムーズで対応の素早さに感心しました。
SBIソーシャルレンディングの信頼度は高い
SBIソーシャルレンディングのサイトについて使いにくいとお伝えしてきましたが、ソーシャルレンディング事業者としての信頼度が低いというわけではありません。
億単位の金額を一瞬で集めることができるのはSBIグループという大きな看板があってこそです。
また、サイトのリニューアルや入金・出金手数料無料化など、細かい点でサービスの改良を重ねていますし、過去の遅延時ではスムーズな回収力を見せてくれました。
現状のサイトの使い勝手には不満を感じますが、それも事業者としての期待値が高いからです。
業界の先端を走る大手事業者として、今後のサービス改良に期待したいところです。
まとめ
SBIソーシャルレンディングのサイトの使いにくさや、逆に使いやすい事業者についてお伝えしてきました。
ポイントは次の4点です。
- SBIソーシャルレンディングはサイトがやや使いにくい
∟投資家ページがやや見にくい、サイト障害がやや多いなど - 人気事業者なのでクリック競争時のスマホ操作は慣れないと大変
- 逆に使いやすい事業者はクラウドバンク、Funds(ファンズ)、FANTAS funding(ファンタスファンディング)
- 使いにくいとはいえSBIソーシャルレンディングは一流事業者で信頼性が高い
サイトの使いやすさは投資のしやすさにも関わってくるので、事業者を選ぶときの一要素になります。
とはいえ、最も大切なことは事業者としての信頼性です。
その点をふまえて、各ソーシャルレンディングサービスを使ってみてください。