ソーシャルレンディングを運営する会社は数多くあり、どのサービスを使って投資をすれば良いのか迷ってしまう方も多いでしょう。
この記事では、ソーシャルレンディングを選ぶ際に比較するべきポイントと、12個のサービスのランキングを紹介していきます。
どのサービスで投資したら良いのか迷っている方は、この記事の内容を踏まえて選んでいきましょう。
ソーシャルレンディング会社を比較する際のポイント
ソーシャルレンディングを比較する際には、利回りの高さでなく、投資機会が多いことや貸し倒れ・遅延のリスクが少ないことなども重視して選びたいところです。
ソーシャルレンディング会社を比較して優良なサービスと出会うためにも、比較する際に確認するべきポイントを6つ解説していきます。
ポイント
- 利回り
- 投資できるファンドの数
- ファンドの透明性
- 貸し倒れ・遅延のリスク
- 最低投資額
- 手数料
利回り
標準的な利回りはソーシャルレンディング会社によって異なるため、重要な比較ポイントになります。
サイトAでは利回り3パーセント前後のファンドが中心で、サイトBでは利回り7パーセント前後が中心といったように、サイトごとに傾向が異なります。
ソーシャルレンディングで何パーセント程度の利回りを目指すのかをイメージしている方は、ソーシャルレンディングのサイトで案件一覧を見て、目標とする利回りを達成できそうか確認しましょう。
利回りを確認せずに登録してしまうと、目標より低い利回りの案件しかサイトに掲載されず、いつまでも投資を始められなかったり、目標と異なる利回りで妥協して投資をしたりしなければならなくなったりするからです。
なお、一般的に利回りが高いほどリスクが高くなるので、利回りが高ければ良いというものでもありません。
会社ごとにリスク対策が異なり、「リスクを抑えるために利回りが低くなっている場合」や「リスクを抑えて高利回りを実現している場合」などさまざまです。
利回りが高い会社を選んでソーシャルレンディングを始める場合、なぜその会社は高利回りを実現できるのか、リスク対策としては何が行われているのかを確認しましょう。
投資できるファンドの数
ファンドの豊富さはソーシャルレンディング会社によって異なるため、重要な比較ポイントになります。
一般的に、募集されるファンドの数が多く募集の頻度が多い方が、投資機会が多く投資家にとってメリットがあります。
数多くのファンドの中から投資家自身が厳選し、投資するファンドを選ぶことができるからです。
掲載されるファンドの数が少なく募集頻度も低いと、投資家は選ぶことができず、妥協して投資するか、いつまでも投資を見送り続けることになってしまいます。
よって、投資機会が多いソーシャルレンディングの方が投資しやすいため、ファンドの数が多いソーシャルレンディングのサービスを使いましょう。
ファンドの透明性
ソーシャルレンディングのサイトに掲載されるファンドの透明性も重要な比較ポイントです。
投資家はソーシャルレンディングを通じて企業に融資を行うため、融資先の企業の情報はできる限り詳しく知りたいですよね。
融資先の企業の情報が詳しく掲載されているサイトほど、ファンドの透明性が高く、投資判断をしやすいです。
なお、ファンドの情報は会員限定で公開されているため、会員登録する前にファンドの透明性の観点からサイトを比較することはできません。
そこで、この記事では各サイトのファンドの透明性についても紹介していきます。
後ほどランキング形式で12個のソーシャルレンディングを比較する際にファンドの透明性も一覧表でまとめて紹介します。
貸し倒れ・遅延のリスク
ソーシャルレンディングで元本割れが発生するとしたら、貸し倒れや遅延が起きる場合です。
このようなリスクをどれくらい抱えているサービスなのかも比較しましょう。
難しいのは、過去に貸し倒れや遅延があったからダメというわけでもなく、またこれまでに貸し倒れや遅延が起きていないから良いという問題でもないことです。
「SBIソーシャルレンディング」などの大手でも過去に貸し倒れや遅延は発生していますが、迅速に対応して元本回収に努めるなど対応力のある会社もあるからです。
過去に貸し倒れや遅延があった会社の場合、対応力を確認して納得できれば投資を始めても良いでしょう。
また、これまでに貸し倒れや遅延が起きたことがない会社の場合、取り扱った案件の数が少なくて、たまたま事故が起きなかった可能性もあります。
過去に事故があったかどうかだけでなく、過去の取り扱い件数も確認してリスクを評価しましょう。
最低投資額
サイトによって最低投資額が異なるため、比較して使うサービスを決めましょう。
一般的には最低投資額は1万円となっていますが、「レンデック(LENDEX)」は2万円とやや高額です。
また、1万円でも高く感じる方は1円から投資できる「Funds(ファンズ)」という選択肢もあります。
ご自身の予算に照らしてソーシャルレンディングを比較しましょう。
手数料
手数料もサイトによって異なるため、比較してできれば手数料が安い会社を利用しましょう。
ソーシャルレンディングでは口座開設や投資申し込みには手数料がかからないことが一般的ですが、入金・出金は手数料がかかる場合があります。
具体的には、以下の3つの形態のどれかに当てはまる場合が多いです。
手数料のパターン |
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サイトによっては入金・出金手数料が高く、ソーシャルレンディングの利益よりも手数料が高くなってしまうことがあります。
手数料も比較して理解してから投資を始めましょう。
ソーシャルレンディングのランキング
上記で解説したソーシャルレンディングを比較するときのポイントを踏まえ、各社の比較を表にまとめてみましょう。
サイト名 | 目安の利回り | ファンドの数 | ファンドの透明性 | 貸し倒れ・遅延のリスク | 最低投資額 | 手数料 |
---|---|---|---|---|---|---|
Crowd Bank | 4%~7% | 多 | 高 | 低 | 1万円 | 無料 |
SBIソーシャルレンディング | 2.5%~10% | 多 | 高 | 中 | 1万円 | 無料 |
Funds | 1%~2% | 中 | 高 | 低 | 1円 | 入金手数料を負担 |
ポケットファンディング | 5%前後 | 中 | 中 | 低 | 1万円 | 入金・出金手数料を負担 |
CRE Funding | 2%~3% | 少 | 高 | 低 | 1万円 | 入金・出金手数料を負担 |
OwnersBook | 3%~5% | 少 | 高 | 低 | 1万円 | 入金・出金手数料を負担 |
SAMURAI FUND | 4%~7% | 少 | 高 | 低 | 1万円 | 入金手数料を負担 |
LENDEX | 8%前後 | 中 | 中 | 低 | 2万円 | 入金手数料を負担 |
Bankers | 2%~4% | 中 | 高 | 不明 | 1万円 | 入金・出金手数料を負担 |
COOL | 4%~8% | 少 | 中 | 不明 | 1万円 | 入金手数料を負担 |
FUELオンラインファンド | 2%~5% | 少 | 中 | 不明 | 1万円 | 入金・出金手数料を負担 |
Crowd Credit | 6%~12% | 多 | 中 | 高 | 1万円 | 入金手数料を負担 |
ここからは、独自のランキングでソーシャルレンディングのサービスを紹介していきます。
主に、ファンドの数(投資機会の多さ)、ファンドの透明性、貸し倒れや遅延の実績を基にランキングを作成しました。
投資機会が同程度の場合は、サービスの運営年数やこれまでに成功させた資金調達額、リスク対策、利回り、サービスの特色などの個別事項を参考に順位を決めています。
それでは、ランキング形式でおすすめのソーシャルレンディングを紹介していきます。
第1位:Crowd Bank(クラウドバンク)
Crowd Bank(クラウドバンク)は、日本クラウド証券が2013年から運営するソーシャルレンディングサービスです。
2021年4月時点でこれまでの資金調達額は1,331億円を突破しており、業界最大手のサービスとなっています。
投資家からの信頼も厚く、ソーシャルレンディングを紹介する数々のサイトやブログでランキング上位に入っています。
Crowd Bank(クラウドバンク)の特徴は取り扱う案件の数や種類が豊富で、頻繁に投資申し込みの募集がかかるため、申し込みしやすいです。
また、海外への融資もありドル建てで投資することもできるため、外貨で運用したい人にもおすすめです。
利回りは4パーセントから7パーセントほどの案件が多く、ソーシャルレンディングとしては標準的かやや高めです。
Crowd Bank(クラウドバンク)はこれまでに貸し倒れが発生したことがなく、2021年3月時点で融資元本回収率は100パーセントとなっています。
この実績からは、審査が厳しく行われていることや、担保の評価が適切に行われていることが伺えます。
最低投資額は1万円で、手数料は基本的に無料で使うことができます。
クイック入金サービスを使えば、入金にかかる手数料も無料なので、低コストでソーシャルレンディングへの投資を始められます。
Crowd Bank(クラウドバンク)は1,000億円を超える融資を行っているのに、これまでに元本割れが発生していない驚異的なサービスで投資家からの信頼が厚いので、ソーシャルレンディング初心者に特におすすめです。
第2位:SBIソーシャルレンディング
SBIソーシャルレンディングは、大手金融グループのSBIグループの子会社です。
6万人以上もの投資家がSBIソーシャルレンディングに登録しており、大勢の投資家が利用していて他のサイトやブログでもランキング上位の常連です。
取り扱っているファンドも豊富で、利回り2.5パーセントから10パーセントとローリスク・ローリターンの案件からハイリスク・ハイリターンの案件までさまざまです。
Crowd Bank(クラウドバンク)と同様に手数料は無料で、クイック入金サービスを使えば入金にかかる振込手数料も無料となります。
ただし、SBIソーシャルレンディングは信頼できる大手グループですが、貸し倒れや遅延が少し発生している点が気になります。
とはいえ、貸し倒れや遅延が発生してすぐに投資家に連絡し、元本の回収に努めたことが評価されています。
貸し倒れはどんなソーシャルレンディングでもあり得るため、SBIソーシャルレンディングのように不測の事態に対応できる実績があるのはむしろ高評価と言えます。
なお、SBIソーシャルレンディングが扱うファンドには複数の種類がありますが、「不動産担保ローン事業者ファンド」はこれまで貸し倒れが発生したことはありません。
実績を重視したい方は、不動産担保ローン事業者ファンドに投資するのが良いでしょう。
第3位:Funds(ファンズ)
出典:Funds(ファンズ)
Funds(ファンズ)は、「社債に代わる新しい投資」と紹介されるとおり、企業に投資するソーシャルレンディングです。
主に上場企業が中心で、最近では未上場の企業も参加し始めています。
社債と比較されることからも分かるとおり、Fundsはローリスク・ローリターンな投資が特徴で、利回りは1パーセントから2パーセントほどです。
利回りは低めですが、Funds(ファンズ)は貸付先企業の財務状況や事業の将来性を厳しく審査しており、貸し倒れのリスクが低い企業に投資することができます。
実際、Funds(ファンズ)でこれまでに貸し倒れが発生したことはありません。
Funds(ファンズ)のユニークな点は1円から1円単位で投資できることです。
多くのソーシャルレンディングサービスでは1万円が最低投資金額になっていますが、Funds(ファンズ)は1円から投資できます。
そのため、100円や1000円など少額で投資をしたい人におすすめです。
また、ソーシャルレンディングで得られた利益の再投資もしやすいです。
1万円以上でないと投資できないサービスの場合、利益が1万円未満だと再投資できませんが、Funds(ファンズ)なら1円以上1円単位で投資できるので再投資も可能です。
複利効果を活かせる、画期的なソーシャルレンディングサービスと言えます。
第4位:ポケットファンディング
出典:ポケットファンディング(Pocket Funding)
ポケットファンディングは、地方創生事業のファンドが中心のソーシャルレンディングです。
沖縄県発のソーシャルレンディングで、特に沖縄県の不動産事業のファンドが多いです。
沖縄は人気の観光地で不動産価格が上昇傾向にあるため、沖縄の不動産は投資対象として魅力があります。
ポケットファンディングはこれまでに400件以上のファンドを扱っておりますが、貸し倒れが発生したことはありません。
厳選された案件が掲載されていることや、担保の評価額よりも少ない金額で融資を行っていることなどのリスク対策が行われており、貸し倒れの防止に役立っていると言えます。
また、沖縄県には日本国が仮受けしている軍用地があり、ポケットファンディングではこれを担保にしたファンドもあります。
利回りは5パーセント前後のファンドが多く、都心における不動産投資と同程度か少々高い水準です。
沖縄県の不動産に投資できる機会はソーシャルレンディング以外の投資方法を含めても少ないので、ポケットファンディングで投資をすると良いでしょう。
第5位:CRE Funding(シーアールイーファンディング)
出典:CRE Funding(シーアールイーファンディング)
CRE Funding(シーアールイーファンディング)は、東証一部上場企業である株式会社シーアールイーが投資案件を組成しているソーシャルレンディングです。
株式会社シーアールイーは物流不動産に特化した不動産会社で、CRE Funding(シーアールイーファンディング)では、株式会社シーアールイーの物流不動産に投資することができます。
物流不動産とは倉庫や物流センターなどの建物のことで、ネット通販の需要拡大とともに物流不動産のニーズも増加しており、これからも収益性が期待できる分野です。
ソーシャルレンディングや類似サービスの不動産投資型クラウドファンディングを比較しても、物流不動産に特化しているのはCRE Fundingだけです。
また、CRE Fundingはこれまでに貸し倒れが発生したことはありません。
投資案件には株式会社シーアールイーの保証がついており、万が一、投資家に損失が発生した場合でもシーアールイーが保証することになっています。
シーアールイーの財務体質が健全である限り、保証は機能すると考えられるので、CRE Fundingは低リスクのソーシャルレンディングと言えます。
第6位:OwnersBook(オーナーズブック)
OwnersBook(オーナーズブック)は、東証マザーズに上場しているロードスターキャピタル株式会社が運営しているソーシャルレンディングです。
ロードスターキャピタルは不動産投資を行う会社であり、OwnersBook(オーナーズブック)でも投資用の不動産が掲載されているため、投資家は間接的に不動産投資を行う形になります。
利回りは3パーセントから5パーセントほどであり、都心における不動産投資と同程度の利回りです。
OwnersBook(オーナーズブック)は過去の貸し倒れがたった1件と少ないのですが、これはロードスターキャピタルが不動産投資を行う企業で不動産の情報収集能力や調査力に長けているからです。
なお、貸し倒れが起きたのは「江東区商業ビル第1号ファンド第1回」ですが、保証人からの元本回収が迅速に行われたため、無事に元本が投資家に返済されています。
OwnersBook(オーナーズブック)は不測の事態への対応力があるソーシャルレンディングなので、ローリスクな投資をしたい人におすすめです。
第7位:SAMURAI FUND(サムライファンド)
SAMURAI FUND(サムライファンド)は、SAMURAI証券が運営するソーシャルレンディングです。
通常、ソーシャルレンディングの事業を行うには「第二種金融商品取引業」の免許があれば良いですが、SAMURAI証券は「第一種」「第二種」ともに取得しており信頼できる企業です。
証券会社は第一種金融商品取引業を取得しなければならないため取得しているのですが、第二種金融商品取引業よりも金融庁から求められる条件が厳しいです。
そのため、第二種金融商品取引業のみのソーシャルレンディングと比較しても企業としての信頼度が高いです。
実際、SAMURAI FUND(サムライファンド)ではこれまでに貸し倒れが発生したことはなく、信頼できるソーシャルレンディングサービスです。
利回りは4パーセントから7パーセントと一般的なソーシャルレンディングと比較して標準かやや高い水準であり、利回りの魅力も申し分ないでしょう。
1万円から投資ができて良心的なサービスですが、投資案件の数が少なく投資機会がやや少なめです。
裏を返すと、少ない投資機会に申し込みができるように、口座開設はしておいてチャンスを待つのがおすすめです。
第8位:LENDEX(レンデックス)
LENDEX(レンデックス)は、不動産事業を行う企業への融資で、間接的に不動産投資ができるソーシャルレンディングです。
利回りが8パーセント前後と他のソーシャルレンディングと比較して高いのが特徴です。
とはいえリスクが高いわけではなく、投資対象の不動産を自社のみならず第三者にも評価を依頼し、低い方を採用するなどリスク管理も行われています。
なぜLENDEX(レンデックス)の利回りが高いのかというと、数ヶ月から1年の短期の案件が中心であることが大きな理由です。
貸付の期間が長くなるほど返済への不確実性が高まるため、高金利で融資して短期間で回収する仕組みになっています。
最低投資額が2万円で他のサービスと比較すると高めですが、リスクを抑えて高い利回りで運用できる数少ないソーシャルレンディングです。
第9位:Bankers(バンカーズ)
Bankers(バンカーズ)は、2020年12月に誕生した新しいソーシャルレンディングサービスです。
新しいサービスだと実績が無く不安に感じる方もいるかもしれませんが、運営元である株式会社バンカーズは1974年に設立した企業で、金融商品の取引には長い実績があります。
もちろん、ソーシャルレンディングを運営するために必要な第二種金融商品取引業の登録も受けています。
これまでに扱った案件の数が少ないことや、運用期間が終了したファンドがまだないことから実績での評価はできませんが、運営する企業には信頼を寄せることができるでしょう。
利回りは2パーセントから4パーセントほどと他のサービスと比較すると低めですが、Bankers(バンカーズ)は運用期間が数ヶ月から1年と短い特徴があります。
ソーシャルレンディングは運用期間中に解約できないため、運用期間が短い方が投資しやすく、投資家にとってメリットがあります。
Bankers(バンカーズ)は開始したばかりのサービスですが、ファンドの募集は即日埋まるほど人気があるソーシャルレンディングです。
運営元がしっかりした会社であることや、運用期間が短いといった特徴から、十分に魅力的なサービスと言えるでしょう。
第10位:COOL(クール)
出典:COOL(クール)
COOL(クール)はサービス開始時に1件だけファンドを成立させてから停止していましたが、2020年からファンドの募集が再開されました。
まだファンドの数は多くはありませんが、再開後はコンスタントにファンドの募集が行われています。
COOL(クール)は、2019年10月からは金融メディア「ZUU Online」の株式会社ZUUの運営となっており、金融関係の事業で培ったノウハウが活かされていると期待できます。
これまでに募集されたファンドは不動産事業が中心なので、COOL(クール)への投資は間接的に不動産に投資するようなイメージです。
ソーシャルレンディングは途中で解約できないので運用期間が長期だと投資しにくいのですが、COOL(クール)は数ヶ月~1年と運用期間が短いので、投資するハードルが低いメリットもあります。
COOL(クール)ではこれまでに貸し倒れが起きたことはなく、また株式会社日本保証が保証人となるファンドもあるなどリスク対策も行われています。
利回りは4%程度ですが、中には8%という高利回りの案件もあるので、投資機会を逃さないように口座開設をしておくと良いでしょう。
第11位:FUEL(フエル)オンラインファンド
FUEL(フエル)オンラインファンドは2020年12月に開始されたソーシャルレンディングのサービスです。
運営するFUEL株式会社は、「CRE Funding(シーアールイーファンディング)」のソーシャルレンディングプラットフォームの運営にも携わっています
- CRE:CRE Fundingはファンドの組成を担当
- FUEL:ソーシャルレンディングの運用やマーケティングを担当
新しいサービスで実績も少ないため、不安に感じる方もいるかもしれませんが、FUELはCRE Fundingでソーシャルレンディングに携わっており信用できる会社です。
CRE Funding(シーアールイーファンディング)は物流不動産に投資できるソーシャルレンディングですが、FUELオンラインファンドは不動産事業を行う企業への融資となります。
2021年4月時点での実績としては、アメリカの不動産事業に投資できるファンドが多いため、海外への投資もできるソーシャルレンディングと言えます。
日本のソーシャルレンディングは投資先の多くが国内で投資先が国内に集中してしまうデメリットがあるので、FUEL(フエル)オンラインファンドを活用して海外にも投資をすると良いでしょう。
利回りは2パーセントから5パーセントで、他のソーシャルレンディングと比較して標準かやや低い水準です。
最低投資額はファンドによって異なりますが、1万円に設定されていることが多く少額で投資を始めることができます。
第12位:Crowd Credit(クラウドクレジット)
Crowd Credit(クラウドクレジット)は、海外への融資を中心としたソーシャルレンディングです。
成長性の高い新興国などへの投資となるため利回りが高く、6パーセントから12パーセントほどの利回りのファンドが豊富にあります。
案件の数も多く、常にファンドの募集がされていることもCrowd Credit(クラウドクレジット)の良い所でしょう。
また、海外への投資ですが、日本円で1万円から1万円単位で投資することができます。
なお、Crowd Credit(クラウドクレジット)は他のサービスと比較するとハイリスク・ハイリターンなソーシャルレンディングです。
貸し倒れが発生し、投資家への返済が投資元本を下回ったこともあるので、利回りが高い分、リスクも高いことは理解しておきましょう。
まとめ
ソーシャルレンディングの比較ポイントと12個のサービスのランキングを紹介してきました。
利回りの高さだけでなく、投資機会の多さやファンドの透明性、貸し倒れや遅延のリスク、最低投資額や手数料も踏まえて、利用するサービスを選んでいきましょう。