ソーシャルレンディング投資を始めるとき、特に初心者の方はおすすめ業者やサイトはどこか、他の投資家はどのような業者やサイトを使っているのか気になりますよね。
ソーシャルレンディング投資は、クラウドファンディングの仕組みを活かし、自分の余裕資金を一定期間「融資」することで一定の貸付利息を得られる投資方法です。
安定して高い利息を得られる投資方法であるため注目が集まっていますが、さまざまな業者やサイトがあるため、どこで投資したら良いのかわからないという人も多いでしょう。
そこで今回は、国内の最新のソーシャルレンディング投資業者・サイトをカテゴリ別にまとめて紹介します。
ソーシャルレンディング投資を始める人もすでに始めている人も、業者やサイト選びの参考にしてみてください。
※当記事では、ソーシャルレンディング(融資型クラウドファンディング)業者・サイトと併せて、投資資金に対して一定の分配金を得られる「投資型クラウドファンディング」業者・サイトも含めて紹介します。
目次
【初心者向け】実績トップの大手ソーシャルレンディング業者3選
まずは、ソーシャルレンディング投資(融資型クラウドファンディング)業界で実績=成立ローン総額トップ3の大手業者・サイトを紹介します。
成立ローン総額が多いということは、それだけ資金を集められる実力・人気があるということです。
サイト選びの一つの指標として、またソーシャルレンディング投資とはどのようなサービスなのかを知る参考として、まずは大手サイトを知っておきましょう。
実績トップの大手ソーシャルレンディング会社
- Crowd Bank(クラウドバンク)
- SBIソーシャルレンディング
- Funds(ファンズ)
Crowd Bank(クラウドバンク)
クラウドバンク(Crowd Bank)は、第一種金融商品取引業者である証券会社が運営するソーシャルレンディングサイトです。
再生可能エネルギー案件や不動産担保付きローンなど、多彩な案件が複数用意されており、使いやすく見やすいサイト構成などから安定した人気を誇っています。
過去2回の行政処分を受けながらも体制を立て直し、2013年12月の創業時から貸し倒れを一度も発生させていない点も評価できるポイントでしょう。
実際、クラウドバンク(Crowd Bank)は2021年3月時点で「融資元本回収率100パーセント」という実績を誇っています。
ソーシャルレンディングでは投資家が貸し出したお金が返って来ない、いわゆる「貸し倒れ」が起きると損失になるデメリットがありますが、クラウドバンク(Crowd Bank)では起きていないということです。
融資元本回収率100パーセントで投資家の満足度が高いことに加え、これまでに1,280億円以上もの応募があるという圧倒的な規模のため、クラウドバンクは業界第1位の業者です。
ソーシャルレンディングを始めるなら、まずはクラウドバンクで始めるのがおすすめです。
Crowd Bank(クラウドバンク)の概要
- 運営会社:日本クラウド証券株式会社(本社:東京都、代表取締役:橋村純)
- 成立ローン総額:約1,280億円(2021年3月時点)
- 実績平均利回り:7.09%(2021年3月時点)
【サービスサイト】
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SBIソーシャルレンディング
SBIソーシャルレンディングは、大手金融グループであるSBIホールディングスが100パーセント出資するソーシャルレンディングサイトです。
ソーシャルレンディング業界において「SBI」という有名企業の看板は圧倒的な存在感を誇っており、親会社の知名度・ブランド力は抜群です。
ソーシャルレンディング業界でも老舗で、クラウドバンク(Crowd Bank)の次に人気がある業者です。
不動産担保付きのローン案件や太陽光発電案件などがあり、募集開始後一瞬で数億円が集まり終了してしまう案件・ファンドもあります。
1万円から投資できるため、少額で投資を始めたい方にもぴったりです。
また、分配金が毎月振り込まれることも嬉しいポイントです。
不労所得で生計を立てたい人や、「毎月の収入を少し増やせたら良いのに」と考えている人には、SBIソーシャルレンディングがおすすめです。
さらに、入出金手数料が実質無料(※)という点も、地味に嬉しいポイントです(※入金手数料は住信SBIネット銀行の使用が条件です)。
ただし、2021年2月に融資先の企業における重大な懸案事項が発生し、2021年4月を目処に第三者委員会による問題報告を行う予定となっています。
一方で、SBIソーシャルレンディングの特徴である、常時募集の不動産担保ローン事業者向けローンファンドは引き続き募集を行っており、こちらは融資先の問題も発生していません。
いつでも投資ができ、かつ手堅い投資先として人気です。
SBIソーシャルレンディングの概要
- 運営会社:SBIソーシャルレンディング株式会社(本社:東京都、代表取締役:織田貴行)
- 成立ローン総額:約1,690億円(2021年3月時点)
- 名目利回り:2.5~10.0%
【サービスサイト】
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Funds(ファンズ)
引用:Funds(ファンズ)
Funds(ファンズ)は企業への融資や不動産投資を扱う貸付ファンドのオンラインマーケットです。
「貸付ファンドのオンラインマーケット」というキャッチコピーで、さまざまな企業が集いファンドの募集を行う「マーケット(市場)」の場を提供しているサイトです。
Funds(ファンズ)は1円から1円単位で申し込みすることができ、ソーシャルレンディング業界で最も少額投資に向いています。
とはいえ、1円の投資では利益が出ないため、100円くらいは投資したいところです。
100円の投資でも利回り3パーセントなら1年で103円に増やせるため、ソーシャルレンディングのデビューにおすすめです。
また、投資家に対し優待を提供する案件・ファンドも数多くあります。
例えば「大阪王将ファンド #1」の投資家には、大阪王将の割引券や試食会への招待といった優待がありました。
その他にも、スーパー銭湯やホテルの優待特典月案件も多くあります。
利回りは1パーセントから3パーセント台とそこまで高くはありませんが、優待が使えれば実質的な利回りはもっと高くなりますね。
優待があるのは一部の案件のみですが、Funds(ファンズ)への投資はお金以外のリターンもあるかもしれないと思うと投資が楽しみになりますよね。
Funds(ファンズ)は2019年にスタートしたばかりですが、東証一部上場企業であるアイフル株式会社がファンドの組成企業に名を連ねるなど、さまざまな企業の多彩な案件が提供されています。
2021年時点では、毎月3億円から5億円ほどの募集を行っており、投資しやすいことも魅力です。
1円から投資ができるため、ソーシャルレンディングを試してみたいという方におすすめです。
100円や500円といったワンコインで投資ができるので、ソーシャルレンディング投資初心者にぴったりのサイトです。
Funds(ファンズ)の概要
- 運営会社:ファンズ株式会社(本社:東京都、代表取締役:藤田雄一郎)
- 最低申込額:1円
- 利回り:3%前後
【サービスサイト】
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【不動産案件への投資】おすすめソーシャルレンディング業者4選
ソーシャルレンディング投資(融資型クラウドファンディング)の魅力の一つが、少ない投資資金で手軽に不動産関係の案件・ファンドに投資できることです。
不動産関係の案件は不動産担保が設定されているため、万が一返済不履行が起きたときでも資金を回収できる可能性が高くなります。
ソーシャルレンディング投資で不動産関係の案件に投資したい人におすすめできるサイトを4つ紹介します。
不動産案件へ投資したい人におすすめ
- CRE Funding(シーアールイーファンディング)
- Crowd Realty(クラウドリアルティ)
- FUEL オンラインファンド(フエルオンラインファンド)
- COOL(クール)
CRE Funding(シーアールイーファンディング)
画像引用元:CRE Funding
CRE Funding(シーアールイーファンディング)は、株式会社FUELがサイト運営し、東証一部上場企業の株式会社シーアールイーが案件組成を行う、2社共同運営のソーシャルレンディングサイトです。
サイト運営開始は2020年2月と、比較的後発のソーシャルレンディングサイトです。
ただし、東証一部上場企業がサイト運営に関わっていることもあり、投資家からは高い支持を得ています。
人気の主な理由は次の2点です。
CRE Fundingが人気の理由
- 不況にも強い物流不動産を扱っている
- マスターリースと保証付きで高い資産保全性がある
CRE Funding(シーアールイーファンディング)で運用されるのは、株式会社シーアールイーが取得した倉庫などの物流不動産です。
ネット物販が発展する昨今、倉庫の需要はどんどん高まっており、コロナ禍でも伸びている市場です。
需要が絶えずあり資産価値が落ちにくいことから、物流不動産は手堅い投資先となっています。
それだけに、ソーシャルレンディング投資で運用しても高い可能性での利益を見込めるのです。
また、株式会社シーアールイーでは、取得する物流不動産を他者に毎月一定の家賃を支払うことを条件にマスターリースで転貸しています。
そのため、毎月の収入が保証され、投資家への配当資金を確保できています。
さらに、案件運用後の売却では、株式会社シーアールイーが保証をつけているため、株式会社シーアールイーが倒産しない限り一定価格での売却が行われます。
つまり、投資家への配当と元本返済の両方に保証対策をつけているのです。
案件の募集も2億円を超える大型案件などもあり、投資家の需要に対する案件の供給ペースも挙がっています。
【サービスサイト】
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Crowd Realty(クラウドリアルティ)
出典:Crowd Realty(クラウドリアルティ)
Crowd Realty(クラウドリアルティ)は、国内外の不動産案件に特化した不動産投資型クラウドファンディングサイトです。
不動産の証券化とクラウドファンディングを組み合わせた独特のスキームでファンドを提供しています。
個性的な案件がそろっており、例えば古民家再生プロジェクトや遊休施設のワークスペース化など、新たな「まちづくり」を見据えたプロジェクトが多いことが特徴です。
不動産投資と社会貢献を一体化したソーシャルレンディングと言って良いでしょう。
Crowd Realty(クラウドリアルティ)はユニークな案件が多いため、他社で既に普通の不動産投資をやっており、分散投資できるソーシャルレンディングを探している人におすすめです。
また、同社の株主には三菱UFJ銀行やカブドットコム証券など有名金融機関が名を連ねているのも注目すべきポイントです。
Crowd Realty(クラウドリアルティ)の概要
- 運営会社:株式会社クラウドリアルティ(本社:東京都、代表取締役:鬼頭武嗣)
- 名目利回り:4.5%~10.0%
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FUEL オンラインファンド(フエルオンラインファンド)
FUEL オンラインファンドは、CRE Fundingと同じくFUEL株式会社が運営を行っているソーシャルレンディングサイトです。
運営開始は2021年12月と新しく、多くの投資家から期待を集めるソーシャルレンディングサイトとなっています。
ソーシャルレンディングのプラットフォームはCRE Fundingと同じであり、案件組成元が異なっている点が、CRE Fundingとの最も大きな違いです。
CRE Fundingが株式会社シーアールイーの案件のみを取り扱うのに対し、FUEL オンラインファンドでは多様な業者、しかも上場企業中心に案件を扱うとしています。
海外不動産運用案件も提供されており、リスク軽減のための分散投資先としても有効活用できるでしょう。
また、利回りは保証の有無で最大5パーセントとなっており、CRE Fundingより高い利回りを狙えます。
FUEL オンラインファンドの概要
- 運営会社:FUEL株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役:細澤聡希)
- 最低申込額:1万円
- 特徴:上場企業不動産案件への投資が中心
【サービスサイト】
COOL(クール)
出典:COOL(クール)
COOL(クール)は大手金融メディア「ZUU ONLINE」を運営する株式会社ZUUの子会社、株式会社COOLが運営するソーシャルレンディングサイトです。
大手企業の子会社の運営という信頼感や、株式会社日本保証の保証付き案件の取り扱いなど、投資家にとっては一定の信用をおけるソーシャルレンディングサイトと言えます。
取り扱う案件も都内の不動産運用案件が中心であり、まだ募集規模は小さいものの、募集があればすぐに上限金額に達するほどの人気を見せています。
今のうちに口座を開設しておくことで、人気が出そうな案件の告知があったときにすぐに応募できるようになるでしょう。
COOL(クール)の概要
- 運営会社:株式会社COOL(本社:東京都世田谷区 代表取締役:河原 克樹)
最低申込額:1万円
特徴:都心マンション物件への投資が中心
【サービスサイト】
【高利回りへの投資】おすすめのソーシャルレンディング業者2選
「せっかくソーシャルレンディングで投資するならできるだけ高利回り案件が良い」という人もいるでしょう。
そこで、続いては高利回りの案件を提供しているソーシャルレンディング投資(融資型クラウドファンディング)業者・サイトを3つ紹介しましょう。
高利回りのソーシャルレンディング会社
- Crowd Credit(クラウドクレジット)
- LENDEX(レンデックス)
Crowd Credit(クラウドクレジット)
Crowd Credit(クラウドクレジット)は、主に海外の人や事業に投資(貸付)ができるソーシャルレンディングサイトです。
サイトを見ると、ペルー、リトアニア、カメルーンといったニッチな国や、ヨーロッパの個人向けローン、不動産ローンといった投資先があります。
特に発展途上の成長企業を支えられるという案件の魅力、社長がメディアで頻繁に情報発信をしており顔が見える経営体制、伊藤忠商事など名だたる大企業が株主であるという信頼性の高さから投資家の指示が高いサイトです。
もっとも特筆すべきポイントは、利回りの高い案件の豊富さです。
常に何かしら投資できる案件が複数あり、10パーセントを超える高利回り案件も多いことから、利回りの高さを求める人におすすめです。
また、すでに投資をしているものの、投資先が国内に集中しているという投資家にもおすすめです。
国内の投資信託のような一般的な商品では取り扱っていない、ニッチな国への分散投資ができます。
Crowd Credit(クラウドクレジット)の概要
- 運営会社:クラウドクレジット株式会社(本社:東京都、代表取締役:杉山智行)
- 最低申込額:1万円
- 表面利回り:6.0%~12.8%
【サービスサイト】
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LENDEX(レンデックス)
LENDEX(レンデックス)は、不動産投資案件に特化したソーシャルレンディング投資サイトです。
案件の大部分に担保が設定されており、貸し倒れによって投資家が損失を被るリスクを低く抑えています。
また、LENDEX(レンデックス)は大手不動産会社や不動産鑑定士などの専門家に鑑定を依頼し、担保評価に第三者評価を取り入れています。
これらの工夫によって貸し倒れを防ぐことができ、これまで貸し倒れや返済の遅延が発生したことはありません。
その他、利息が毎月分配であることも、LENDEX(レンデックス)の大きな魅力です。
不動産投資型クラウドファンディングだと、四半期に1回振り込まれるなど利息が振り込まれるまでの期間が長くなりがちですが、LENDEX(レンデックス)なら毎月振り込まれます。
短期的に毎月の収入を増やしたい方や、不労所得で生計を立てたい方にはぴったりのソーシャルレンディングです。
不動産投資という比較的利回りが低い分野において、7パーセントから10パーセントという高利回りの案件を多く提供していることが魅力です。
累計募集金額は100億円を突破しています。
LENDEX(レンデックス)の概要
- 運営会社:株式会社LENDEX(レンデックス)(本社:東京都渋谷区、代表取締役:深澤克己)
- 特徴:案件の大部分に担保を設定
- 利息:毎月分配
【サービスサイト】
【関連ページ】
【社会貢献・地方創生】おすすめソーシャルレンディング業者3選
ソーシャルレンディング投資(融資型クラウドファンディング)では、地方の企業を活性化させるプロジェクトなどを取扱い、地方創生などで社会に役立つ投資ができるサイトも多くあります。
投資を通じて社会貢献をしたい人、地方を支える投資がしたい人におすすめのサイトを紹介しましょう。
社会貢献・地方創生に関われるソーシャルレンディング会社
- ポケットファンディング
- バンカーズ
- CAMPFIRE Owners
ポケットファンディング
出典:ポケットファンディング(Pocket Funding)
ポケットファンディングは、沖縄県発のソーシャルレンディング投資サイトで、主に沖縄県の不動産事業を中心とした案件を提供しています。
国内のソーシャルレンディングサイトの多くが東京都に本社を置く中、沖縄県という発展目覚ましい地方の活性化に貢献できるポケットファンディングは独自の存在感を放っています。
すべての案件で利回り4.0パーセント以上を目指しており、高い収益が期待できます。
沖縄は海外からのインバウンドが見込め、リゾートホテルの建設により地価が上がっています。
ポケットファンディングで沖縄の不動産に投資をすれば、観光産業の成長による利益が期待できます。
ポケットファンディングの概要
- 運営会社:ソーシャルバンクZAIZEN株式会社(本社:沖縄県、代表取締役:浦崎直壮)
- 累計応募成立金額:18億円
- 最低申込額:1万円
【サービスサイト】
【関連ページ】
バンカーズ
バンカーズは、2020年12月にサイト運営を開始したばかりの、比較的新しいソーシャルレンディング投資サイトです。
運営元は株式会社バンカーズであり、前身企業である泰平物産株式会社時代を含めると、金融業を50年以上営んでいる歴史のある会社です。
バンカーズでは自社の取引実績が豊富な、商業手形割引という金融商品をソーシャルレンディング案件に組み込んだ、複合案件を投資家に提供しています。
商業手形割引とは、企業が有する手形(換金可能な債権)を一時的に買取リ、資金繰りに困っている企業に現金を提供する金融取引です。
不動産担保案件などとの複合案件を提供することで、一つの融資先で問題が起きても投資家の損失を抑えることができるのです。
また、バンカーズでは地方の医療機関の経営を支援する、診療報酬債権を扱うファクタリング事業者への融資ファンドを扱っています。
医療機関が持つ診療報酬債権を現金化する事業者への融資を行うことで、間接的に医療機関の資金繰り支援を行い、地方の医療機関が経営難に陥らないための社会貢献を行えるのです。
バンカーズの概要
- 運営会社:株式会社バンカーズ(本社:東京都千代田区、代表取締役:代表取締役 澁谷 剛)
- 累計応募成立金額:1億1,000万円
- 最低申込額:1万円
【サービスサイト】
【関連ページ】
- バンカーズの評判・口コミバンカーズの概要
CAMPFIRE Owners
出典:CAMPFIRE Owners(キャンプファイヤーオーナーズ)
CAMPFIRE Owners(キャンプファイヤーオーナーズ)は、日本でも有数の購入型クラウドファンディングサイト、「CAMPFIRE」の関連会社である株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITALが運営するソーシャルレンディング投資サイトです。
運営開始は2019年9月と比較的新しいソーシャルレンディングサイトですが、不動産担保案件や太陽光発電案件など、他のソーシャルレンディングサイトで人気の案件のみならず、薬品の開発案件やカンボジア農家への支援ファンドなど多様な種類の案件を扱っている点が特徴です。
特に、商業製品の開発ファンドは、購入型クラウドファンディングのように商品をもらえるという特典もあり、CAMPFIREグループならではのユニークさをソーシャルレンディングサイトに取り入れています。
2020年後半には、株式会社日本保証の保証付き不動産案件も扱うようになり、資産保全性と収益性重視の両方を求める投資家に方にとっても、利用する価値の高いソーシャルレンディングサイトとなってきています。
CAMPFIRE Owners(キャンプファイヤーオーナーズ)を利用すれば、「社会貢献」と「金融資産の構築」という2つの目的を達成することができるでしょう。
CAMPFIRE Ownersの概要
- 運営会社:株式会社CAMPFIRE SOCIAL CAPITAL(本社:東京都渋谷区、代表取締役:加藤義隆)
- 累計応募成立金額:6億円
- 最低申込額:1万円
【サービスサイト】
【関連ページ】
【運営・親会社が大手】おすすめソーシャルレンディング業者4選
ソーシャルレンディング投資(融資型クラウドファンディング)業者・サイトの運営は、新進気鋭のベンチャー企業が多いことが特徴です。
ただ、中には大手企業が運営していたり、親会社として100パーセント出資していたりする場合もあります。
運営会社や親会社の大きさは投資を行う上で重要な指標なので、大手企業が運営しているサイト4つ紹介しましょう。
運営会社・親会社が大手のソーシャルレンディング会社
- OwnersBook(オーナーズブック)
- bitREALTY(ビットリアルティ)
- ジェイ・レンディング
- SAMURAI FUND
OwnersBook(オーナーズブック)
OwnersBook(オーナーズブック)は、不動産投資に特化したソーシャルレンディング投資サイトです。
不動産とテクノロジーの融合を目指すロードスターキャピタル株式会社(東証マザーズ上場企業)が運営しています。
ロードスターキャピタルはソーシャルレンディング事業だけでなく、不動産の売買も行っている業者です。
ソーシャルレンディング事業だけを行う事業者よりも収益源が分散しているため、倒産しにくいメリットがあると考えられます。
OwnersBook(オーナーズブック)は数ある不動産案件を扱うソーシャルレンディングサイトの中でも高い人気を持っており、累計募集金額は210億円を突破しています(2021年4月15日時点)。
人気の理由は取扱い案件や不動産担保の評価の手堅さなどがありますが、財務状況も好調な上場企業が運営しているという経営基盤の強さも、多いに関係しているのからでしょう。
上場企業が運営しているという、資本力やコンプライアンス面での安心感、都心中心の資産価値の高い不動産を扱うという案件の手堅さ、不動産運用で黒字化を達成しているという業務遂行力の高さ。
どれをとっても投資家への信頼につながる要素を兼ね備えています。
これまで返済不履行が発生したこともなく、投資家に着実に利益を提供し続けています。
OwnersBook(オーナーズブック)の概要
- 運営会社:【東証マザーズ上場】ロードスターキャピタル株式会社(本社:東京都、代表取締役:岩野達志)
- 最低申込額:1万円
【サービスサイト】
【関連ページ】
bitREALTY(ビットリアルティ)
出典:bitREALTY(ビットリアルティ)
bitREALTY(ビットリアルティ)は、不動産投資に特化したソーシャルレンディング投資サイトです。
東証一部上場企業2社が共同出資しており、独自の投資スキームを武器に2019年1月よりサービスをスタートしました。
不動産アセットマネジメントとして大きな実績があるケネディクス社と、国内最大手シンクタンクの野村総合研究所という母体の安心感に加え、各社のノウハウや実績が活かされた独自の不動産投資スキームには大きな注目が集まっています。
ビットリアルティで取り扱っている不動産は、ケネディクス社のノウハウを活用して不動産の専門家が目利きした物件です。
案件の審査能力に信頼がおける点は、さすがは一部上場と言えます。
最低申込額は案件によって異なりますが、50万円から10万円単位で受け付けている案件が多めです。
他サイトより高めの投資額を設定している点には注意しましょう。
bitREALTY(ビットリアルティ)の概要
- 運営会社:ビットリアルティ株式会社(本社:東京都 代表取締役:菊嶋 勇晴)
- 親会社・出資者:【東証一部上場】ケネディクス株式会社と【東証一部上場】株式会社野村総合研究所が共同出資
- 最低申込額:50万円ということが多い
J.LENDING(ジェイ・レンディング)
出典:ジェイ・レンディング
J.LENDING(ジェイ・レンディング)は、パチンコ・パチスロなどのアミューズメント関連事業を複数抱えるJALCOホールディングス株式会社(JASDAQ上場)が親会社のソーシャルレンディングサイトです。
資金調達を目的とした企業が利用しており、特にジャンルに特化しない一般的なソーシャルレンディングです。
ハイクラスなソーシャルレンディングサイトという看板でサービスを提供しており、最低投資額は50万円からになっていることが特徴です。
他のサイトだと1万円から投資できるところが多いですが、J.LENDING(ジェイ・レンディング)は予算が豊富な方向けとなっています。
J.LENDING(ジェイ・レンディング)の概要
- 運営会社:株式会社ジャルコ(本社:東京都 代表取締役:
田辺 順一) - 親会社・出資者:【JASDAQ上場】JALCOホールディングス株式会社が100%出資
- 最低申込額:50万円
- 想定利回り:3.0%~8.0%
SAMURAI FUND(サムライファンド)
SAMURAI FUND(サムライファンド)は、第一種金融商品取引業者であるSAMURAI証券株式会社が運営する投資型クラウドファンディングサイトです。
JASDAQ上場企業であるSAMURAI&J PARTNERS 株式会社が親会社なので、安心感もあるサイトです。
SAMURAI FUND(サムライファンド)の際立った特徴といえば、株式会社日本保証による債務保証が付いた「保証付きファンド」があることです。
融資を受けた企業が経営に失敗してお金を返せなくなった場合でも、債務が保証されるので原則として投資家の元本は保証されます。
元本割れリスクが低いので、投資家は低リスクで高い利回りの投資をすることができます。
これまでに貸し倒れが1件も起きていないことからも、SAMURAI FUNDの審査能力の高さや、日本保証による債務保証が上手く機能していることがうかがえます。
低リスクにソーシャルレンディング投資をやってみたい人におすすめのサイトです。
SAMURAI FUND(サムライファンド)の概要
- 運営会社:SAMURAI証券株式会社(本社:東京都、代表取締役:中山幹之)
- 完済済みのローン:25億円
- 最低申込額:1万円
- 目標利回り:3%~10%
【サービスサイト】
【関連ページ】
まとめ
投資型クラウドファンディング(融資型クラウドファンディング)業者・サイトを交えながら、日本国内のおすすめソーシャルレンディング投資業者・サイトをさまざまなカテゴリで分けて、比較しながらランキング形式で紹介しました。
ソーシャルレンディングで投資を始めるときは、まず自分がどんな投資をしたいのか、どのようなサイトで投資したいのかを明確にしてから業者・サイトを選ぶことが大切です。
今回紹介したサイトの特徴を比較して参考にし、自分に最適なソーシャルレンディング投資(融資型クラウドファンディング)業者・サイトを選んで資産運用してみてください。
なお、ソーシャルレンディング投資(融資型クラウドファンディング)初心者の方は、こちらも一度目を通しておくとソーシャルレンディング投資・不動産投資型クラウドファンディングの概要をつかむことができるでしょう。
【ソーシャルレンディング】
【不動産投資型クラウドファンディング】